Allo介護の不思議な世界

こんにちは!介護ブログ管理人のサキです。 この記事は介護は難しい、わかりにくい方に向け、初心者でも簡単に紐解いた解説をします。 介護保険は、3年毎に改正されます。この記事を読むと、最新の介護事情や歴史に触れることができます。 とは言え、一体どうしたらいいかが分からない…というあなたのために、一日一つブログをアップし解説したいと思います。 この記事を読み、実践する事であなたも介護の達人になりますよ! ですので、ブックマークをつけて、じっくりと読み進めながら取り組まれてみてください。

新人職員に一番求めるのはこれと思います パートⅠ

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観察力、洞察力

一番求めるのはこれと思います。

気付きですが、これが難しい。
介護の仕事している人の9割は自分で思っているほど気付けていないものです。普段と様子が違う、何がどの様に違うのか、それは何故か…ここまで凡人の仕事です、そんなの何も気付いてないようなもの。
もう1ステップ、「もしかしてだけどこんな理由もあるんじゃないか、違うアプローチがあるんじゃないか」ココが欲しいのです。

例えば、ご飯が食べれない⇒この人たまに食べないよね⇒波があるんだろうね⇒夜も食べなかったらエンシュア飲ませよう…これじゃ足りない。確かに一部そういった波がある方もいます。でももっと欲しいんです、口腔内にトラブルがあるんじゃないだろうか、義歯が合わなくなってきていないか。家族の面会が多い方なら家族が何か食べ物を持ってくるのでは、それを食べないと申し訳ない気持ちがあるのではないか。話さないだけで錦織選手が大好きで、負けた日は落ち込んでいるのではないか...など。

こういった気付きというのは才能的に持っている人、気付きを増やそうと日頃から努力している人にしかありません。ただ仕事をこなしているだけの人というのは自分の経験を超えた発想がありません、勝手に目覚めるみたいな劇的展開は起きない。ここはぜひ意識して介護の仕事に就いてもらいたいと思います。

接遇
これも大事ですよね、むしろ新人さんのうちはそんなに酷くないでしょう。問題は慣れてきた頃です。周りの職員はみんなタメ語に近い話しかたをしている、それを一人前と勘違いしてしまうケースです。そのうち業務にも慣れ、利用者さんにも慣れ、社会人としては何も成長していないにも関わらず自分が一人前になったと勘違いしてしまうんですね。

目の前の利用者さんは長い人生を経て我々が知りえない苦労をしてきています。年上=偉いではないという考えは一部同意しますが、そんなのは仕事ができない上司にでも言ってください。大変な苦労をして地域を支えてきたんです、今なおサービス利用という形で我々の生活を支えているんです、なのに敬意を軽んじるのは論外。

よくある言い訳が、タメ語=仲がいいは勘違いです。
一度介護を辞めて社会の仕組みを学ぶことをお勧めします。

学びの姿勢
最近auのCMで鬼ちゃんが言っている「学んだことは誰にも奪われないから」が名言すぎて悶えております。学びに関する言葉って、よく聞くような生涯学習とか知識は裏切らないとか、名言というよりなんか植え付けようという作為的なものを感じる言葉ばかりでした。そこに来てこれです、このCMは恐らく日本で初めての「社会人ですら自ら学びを意識する言葉」になるのではないかと思っています。

仕事を始めるとなかなか学ぶ機会は作れないと思うかもしれません。でも本当は作れるんです、せっかく終わった学生に戻りたくないだけ。難しい事じゃなくていいんです、きっかけさえ作れば誰にでも出来ます。毎日10分だけ気になった介護の言葉を検索するだけでもいいんです。その中で興味が出る記事があれば見てしまうようになるんだから。意外なところからケアマネや他の専門職に対する興味が湧くかもしれません、それに向かって少しでも何かをした人は、何もしていない人と比べるべくもないほどの知識を持っている事になるでしょう。

これは既に介護職に就いている人にも声を大にして言いたい、学びは必要。
日常の業務だけで満足しないで、それができて給料を稼いだと思ってください。その上で自分が何をどう学び、どう活かしていくかが次に繋がります。昇進、それが無理な事業所なら違う事業所に異動もよし。
いい事業所がなければ自分で立ち上げてね。やったふりは論外ですが、野望でも情熱でも何でもいいんです、自分から学びに向かう姿勢で学んだことは活用さえすれば必ず結果を生み出します。そんな人が増えれば大した能力も無い上司ばかりという介護業界の常識が変わっていきます。介護事業所の進歩はそれからやっと始まるんですよ。

介護施設の中身
さて、ここまでで心が折れた人は多くないと思いますが問題はつぎです。
本当に介護を目指していいんですか?介護じゃなきゃダメですか?中身を知って転職失敗のリスクを減らすのも一つですよ。

まずは介護施設、箱物と呼ばれるものです。入所施設って思ってもらえればOK。

大型施設介護について
伏魔殿、とはよく言ったもので施設介護の闇は深いです。もちろんクリーンな事業所だってあるはずなんですが、グレー~ブラックの率が高すぎてもはやレアな存在となっております。人の目が多いのでたまにテレビで見るようなディープな虐待案件は起こりにくいですが、小さなものは非常に多いのでは。

人間関係
大型の箱物(特養、老健)においては、もはや平成も終わろうという現代において派閥という謎システムが存在しています。これは別に派閥を作るとか宣言するわけではなく、気が付いたらAさんにばっか同調する人がいたり、Bさんばっかリスペクトしてる人が現れたり、そんなのが増えてきて自然と集団化したものを派閥と呼ぶだけです。基本的に派閥トップは措置時代の遺産であるお局様、もしくは体育会系熱血修造介護員が君臨しております。後者の場合30代にして派閥を構えるという例もあり、その勢いはお局様を苛立たせ更なる派閥争いに発展することもあります。
これらは普段からバチバチやってるわけではなく、抗争の火種は主に会議等。施設の夏祭りや敬老会などは企画や準備を若手に押し付け自分たちは何もしていないにも関わらず、なぜか打ち合わせという名の会合を開いたり、なぜか抗争を始めたりします。誰得?

業務
仕事は見て覚える程度の覚悟は必要です。施設は一日中仕事に追われており、いつまでもダラダラと教える余裕はありません。

入浴介助は業務ではなくスポーツと割り切って下さい。次から次に利用者さんが押し寄せるうえに、規模が大きいとあと何人くらいかさっぱりわからなくなります。もはやゴールの見えないマラソン状態です。

また、慣れてくると担当のケースが付いたりします。これらは主に夕方のミーティング後や夜勤の時間を使って個人の記録等を行います。この記録内容が薄かったり、その人について聞かれた際に答えられなかったりした場合は、お局様や上司から「担当なんだから」と厳しめのダメ出しを食らいますので注意!

小型施設介護について
有料やグループホーム、特養サテライトなどが挙げられます。大型の箱物に比べて規模は小さいものの問題は大して変わりません。逆に小規模特有の辛さというのもあります。テレビで見るようなディープな虐待案件が発生しやすいのはこのクラスです。

人間関係
職員の総数が大型と比べて遥かに少ないので油断しがちです。まずお局様の権力がすごい、下手すると何の役職も無く施設長の次くらいに発言権を持ってたりします。また、法人内で多くの事業を手掛けている場合に、大型の箱物で他の職員と上手くやっていけない人を小型の箱にぶっこむという裏技を発動する場合があります。それが少し仕事が遅いとかならマシな方なんですが…人間的に非常に問題があったりすると、もはや地獄。

多くの事業を手掛ける法人において、GHの所長とか主任とか所謂責任者などに、ダメな率が非常に高い気がします。

業務
大型施設に比べると肉体的には楽ですが、偏りがあります。例えば入浴介助、着脱が1人と入浴介助が1人の計2人で行うのが普通です。それ自体がキツいという程ではないんですが、まだ仕事に慣れきっていない場合はなかなかの地獄。頼れる先が多くないので一人で必死になってやってるような感覚になってきます。また、夜勤はほとんどが一人です。昼間に救急搬送された人が、SPO2低いけどベッド空いてないからなんて理由で帰された日の夜勤なんか気が狂いそうになります。そんな時に限ってナースコールめっちゃ鳴るとか、でかいリュック背負って「帰る」って人が出てくるとかもうお約束。

施設の形態によっては調理もあったりします。メニューそのものは栄養士が作ったものだったりするので何を作るかは困らないのですが、問題は味付け。利用者さんは味が薄いという、私薄味が好きなのよねーと謎のアピールする職員が検食すると薄味好きの自覚あるんだか無いんだか「しょっぱい」とか書かれる、板挟みです。

次回に続く