Allo介護の不思議な世界

こんにちは!介護ブログ管理人です。 この記事は介護は難しい、わかりにくい方に向け、初心者でも簡単に紐解いた解説をします。 介護保険は、3年毎に改正されます。この記事を読むと、最新の介護事情や歴史に触れることができます。 とは言え、一体どうしたらいいかが分からない…というあなたのために、一日一つブログをアップし解説したいと思います。 この記事を読み、実践する事であなたも介護の達人になりますよ! ですので、ブックマークをつけて、じっくりと読み進めながら取り組まれてみてください。

ヒヤリハットは何のために書く?

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これは、匿名を条件に話を聞いたことを元に作成しました。



ヒヤリハット


読んで字の如く


“ヒヤッ” としたり


“ハッ” としたこと


を報告書としてあげて共有し、対策を検討し大事故を未然に防ぐための書式です。



組織によって書式や線引きは異なりますが、概ねこのようなものです。


ひとつ間違えれば重大な事故に繋がる介護現場にとって、ヒヤリハットはとても大切です。


認知症高齢者は時として、思いもよらない行動をとります。


最初に就職した特養では、昔スタッフが窓の鍵を1ヶ所閉め忘れてしまい、そこから利用者様が外へ出てベランダから転落したという話を聞いたことがありました。


冬場、施設から離設した利用者が後日凍死した状態で発見されたというニュースが以前ありました。


どちらも起こってはならない重大な事故ですが、これらは小さなことが積み重なって発生した可能性があります。


ヒヤリハットは、そうした重大な事故を未然に防ぐ為に日々様々なことに目を向け、リスクを回避するためのものです。


介護現場におけるヒヤリハットの具体例を幾つか挙げてみましょう。


ヒヤリハット具体例

例①

Mさんがテーブルの上のティッシュを取って口に入れようとしていた。

例②

食後の口腔ケアの際、Aさんの義歯が見当たりません。捜索すると、食事のトレーの上におしぼりにくるまれて置いてありました。

例③

いつもは歩行が安定しているYさんが廊下を歩行中に急にふらつき側に居たスタッフが駆け付けて支えた。

例④

Hさんの枕元に、昼食時に配薬した薬がティッシュに包まれて置かれていた。

例⑤

車椅子のBさんをトイレに座らせて退室。Bさんはナースコールを理解していません。対応したスタッフはナースコール対応に追われて忘れてしまい、結果30分間座らせっぱなしでした。

例⑥

3日間排便が無かったKさん。本日排便があったにも関わらず確認したスタッフが排泄表に記入するのを忘れてしまい、結果1週間排便が無いという事になってしまった。

例⑦

夜勤の時、巡回から戻ったら、Wさんがナースステーションのカウンターに置いてある手指消毒用のアルコール消毒液の蓋を開けて飲もうとしていていた。

例⑧

えん下機能低下に伴い水分にトロミ剤を入れて飲んでいるOさんに、トロミ無しの普通のお茶を提供して一口飲んでしまった。

例⑨

部分義歯を装着してる筈のTさんの義歯が何処にも見当たりません。病院受診しレントゲンを撮った結果、胃の中で発見されました。小さいものなので、後日排便と一緒に出てきた。

例⑩

ベッドに寝ているBさんの右脛に内出血を発見した。フットサポート(車椅子の足乗せ部分)脱着可能な車椅子を使用していましたが、発見時フットレストは車椅子に着いたままだった。

例⑪

食事形態がミキサー食(離乳食のようなもの)のEさんに、厨房が間違えて普通の形態の食事を乗せてしまい、スタッフも気付かずに配膳してしまった。

例⑫

足腰が弱く立位が安定しないNさんをベットへ移乗しようとズボンを掴んで持ち上げたら、ズボンが破れてしまった。

例⑬

入浴時、長く湯船に入りたいUさん。長湯した結果逆上せてしまった。

まだまだありますが、これくらいにしておきましょう。

施設によって線引きが異なるので、上記の中には該当しないものや、事故報告の部類に入るものもあるかも知れませんが、これらが概ねヒヤリハットです。

人によっては

そんな程度のことか

と思うかも知れませんが、ヒヤリハットの目的は事故を防ぐと同時に

気付く力を身に付けること。

些細な事でもどんどんあげていくべきです。

始末書ではない!

介護現場で有りがちなのが、ヒヤリハットを始末書のようなものと捉えて書きたがらない人が多いということ。


中には多少なりとも自身の過失が関わっている場合は

報告=上司に怒られる

となるので、気が重でしょう。

また、過失が無くても気分の良いものではありません。

10年以上働いていて今でも思いますが、正直言って書くのは面倒です。

何事もなく平和な夜勤で、あと10分で仕事が終わるという時に…

退勤間際に発生し、定時で上がれると思った矢先に…

なんて時は、誰でもテンションが下がります。

人間ですから。

でも、そこはプロとしてしっかりやるべきです。

そして、コチラの記事にも書きましたが、どんな些細なことでも

個人のミスとして片付けてはいけません!

周知して共通認識を持つことが大切です。

私は、趣味でスクーターに乗っています。

運転で大切なのは最悪の事態を想定した運転。

急に子供が飛び出してくるかもしれない!

一時停止を無視してトラックが突進してくるかもしれない!

ウインカーを出さずにバイクが車線変更してくるかもしれない!

このような意識が安全運転に繋がります。

介護現場も一緒。

●まとめ

ヒヤリハットは始末書ではありません。

むしろ、気付くことは素晴らしい事です。

大事故を未然に防ぐことに繋がりますし、自身のスキルアップにも繋がります。


多少の労力は必要ですが、ガンガンあげてリスクを減らしていきましょう。


介護の不思議な世界でした。