Allo介護の不思議な世界

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老人が家に帰りたいと話す、帰宅願望とは!

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介護施設(特に宿泊施設)では、利用者が「自宅に帰りたい」と訴えられることが多々あります。

この訴えは、病院にいても、施設にいても聞かれます。

この帰宅願望には二通りあります、一つは認知症がなく純粋に「自宅に帰りたい」と言われるケースと、もう一つは認知症が言わせるケースがあります。

認知症には中核症状という脳の器質的な障害によって現れる症状があり、そのなかには記憶障害・見当識障害があります。

記憶と言うのは、物事を覚え、そのことを留めて、必要時に引き出すというこの3つの過程を言い、そのいずれかに障害が起こることを記憶障害と呼びます。

ですからこの中核症状が出るのが認知症であり、必ず見られる症状です。

この症状が見られなければ、当然認知症ではありません。

一方、認知症の周辺症状(BPSD)というのは、出る人と出ない人があります。

認知症の症状として有名な「徘徊」は代表的なBPSDであり、出現する人としない人があります。

他にも、妄想、暴力、暴言、異食、不安、幻覚、性的問題、介護拒否、入浴拒否、睡眠障害等もBPSDです。

そして、「自宅へ帰りたい」と訴えられるのも「帰宅願望」と言って、認知症のBPSDです。

この帰宅願望が出現する酷い利用者は、施設にいても24時間、365日、朝から晩まで「自宅に帰りたい」と訴えられます。

BPSDによる帰宅願望を訴える利用者は珍しくなく、結構おられます。

介護職員は帰りたい気持ちを否定してはいけません。

「今日はもう帰れない」や「ここが家です」など、帰ることを否定するような声かけは、ますます不安感が募るばかりです。

気持ちを受け止めた上で、その人の興味があることに話を向けたり、レクレーション、ドライブ等をすれば、気持ちが切り替わることがありますが、根本的に帰宅願望を抑えることは不可能です。

では、この帰宅願望の酷い利用者が自宅に帰られたらどうなるのでしょうか?

一日中、朝から晩まで「自宅に帰りたい」と言われてた訳ですから、自宅に帰られたら本望であり、もう落ち着かれるのでしょうか?

答えは、自宅に帰っても同じ症状が出現します、今度は「外に出たい」とか言って家族を悩ませるのです。

在宅介護されてる方も、認知症のBPSDによる「帰宅願望」は覚えておいて下さい。