Allo介護の不思議な世界

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歴史に反して、ケアに男らしさが必要である理由!

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歴史的に見れば女性の職場であったことを思い出した。



特養ができる以前、養護老人ホームの一つの目的は、措置費による高齢者福祉サービスであるという本来の目的のほかに、「寡婦対策」としての「就労支援」であるという側面で考えられていた地域も多いから、そこには必然的に女性就労者が多くなった。



また30年ほど前までは、社会的にも介護は女性の仕事、という価値観が当たり前であったから、介護職員も「女性」が当然という考えが支配的であったと思う。



本格的に男性介護職員が活躍するようになったのは、介護福祉士という資格ができ、介護の専門学校ができて、そこを卒業する男子学生が出てきた頃からと思う。



この社会は男と女で構成されているんだから、これは自然なことだと思うし、そのメリットも大きい。



それは単に力持ちの「男性」が介護の現場に入ってきた、という体力的な問題だけではなく、男には女にはない感性があるし、生理的機能は同性しか判らない部分もある、という意味でメリットを捉えたほうがよいと思う。



しかし残念ながら、歴史的に女性が中心になって作ってきた現場であることで、後輩として現場に登場した男性の感性や感覚が未だに充分に生かされていない場面が、しばしば見受けられる。



介護の方法論も先輩の女性が行っていた方法を、何の疑問もなく踏襲するままで、男性の視点から違う方法を考えたほうが良いと思う場面がある。



女性には理解できないであろう、男性の生理的機能なども、女性の論理でケアの方法が展開されていることで「気付いていない」ことはたくさんあるように思う。特に利用者属性も圧倒的に女性が多く、男性利用者は2割から3割程度という実態もあって、見過ごされやすい問題なのかもしれない。



例えば排泄の場合、排尿のケアは、もっと男性介護職員諸氏は自らの生理機能を鑑みて、新たなケアの方法論を提唱したほうがよいのではないだろうか。



つまりこういうことである。



特養等の介護施設には脳血管障害後遺症で半身麻痺や下肢の筋力低下で、立位に支障がある方が多い。その場合、排泄時も、様式便器で座ってもらえば容易に排泄が可能だと考えがちであるが、女性はそれで良いとして、男性の場合は座った状態では完全に尿が出きらない、あるいは極端な例では排泄できない、というケースもある。



しかも、その状態に加えて、男性高齢者に多い前立腺肥大の方だと、よけいに排尿に時間がかかるので、ついつい座ってしましょう、ということになりがちだが、座った体勢では余計におしっこは出ないのである。



座って尿が出ても、出きっていないから、便器から立ち上がったときに、その刺激で残った尿が出てしまったり、トイレから出で数分後に出きっていなかった尿が出てきてしまうことがある。これを間違えて捉えると、失禁とされてしまう。そうではないのである。介助の方法が悪いから、充分な排泄ができないうちに行為が中断してしまっているのである。



この座って行う排尿と、立って行う排尿の際の「感覚の違い」「出きらない感覚」というのは言葉でいくら説明しても女性にはわからないかもしれない。そこで男性介護職員諸氏は、その声の代表になって、もっと積極的に、立った姿勢で排尿する大切さをアピールしても良いのではないか。



もっと男にしか感じられない感性をケアの現場に生かすような提言や方法論があったほうがよいのではないかと思う。