Allo介護の不思議な世界

こんにちは!介護ブログ管理人です。 この記事は介護は難しい、わかりにくい方に向け、初心者でも簡単に紐解いた解説をします。 介護保険は、3年毎に改正されます。この記事を読むと、最新の介護事情や歴史に触れることができます。 とは言え、一体どうしたらいいかが分からない…というあなたのために、一日一つブログをアップし解説したいと思います。 この記事を読み、実践する事であなたも介護の達人になりますよ! ですので、ブックマークをつけて、じっくりと読み進めながら取り組まれてみてください。

故人作家の司馬遼太郎【坂の上の雲】は介護にも通じる

f:id:bochifuntou:20190509120707j:plain




主人公の一人、秋山 真之(日露戦争の日本海海戦を勝利に導いた東郷平八郎の日本艦隊の実質的な作戦を全て立案した参謀)にこんな言葉を語らせている。



「軍艦というものは一度遠洋航海に出て帰ってくると、船底にカキガラがいっぱいくっついて船足がうんと落ちる。人間も同じで、経験は必要じゃが、経験によって増える知恵と同じ分量だけのカキガラが頭につく。知恵だけ採って、カキガラを捨てるということは人間にとって大切なことじゃが、老人になればなるほどこれが出来ぬ」



「人間だけではない。国も古びる。カキガラだらけになる。」



「おそろしいのは固定概念そのものではなく、固定概念がついていることも知らずに平気で司令室や艦長室の柔らかいイスにどっかりすわりこんでいることじゃ。」



「あしは(わし、俺の意味)世界一の玄人であるイギリス海軍に学んだため、玄人の目でアメリカ海軍を見ると、やることなすこと実に素人くさい。しかし恐ろしいのはその素人くささということじゃ。素人というのは知恵が浅いかわりに固定概念がないから必要で合理的と思うことはどしどし採用して実行する。ある意味でスペイン海軍のほうが玄人であったが、その玄人がカリブ海で素人のために沈められてしまった。」



福祉サービスも油断するとカキガラがついていることにも気づいていないかもしれない。



福祉の介護現場は、カキガラを捨てないで既存サービスを続けて支障がないほど成熟してはいないだろう。



成熟したサービスを作り上げている現場であっても、カキガラが船底についていることに気づかないと、たちまち速度が鈍り、誰かに追い越され気がつけば最後尾をのろのろと走ることになる。



いつもカキガラがついていないか考え続けないといけない。若い人たちには我々のカキガラを落とす手助けをして欲しいし、若い人にしかできないことも沢山あるということを知ってほしい。



自分たちの周りにカキガラだらけで船足の鈍くなったことに気付いていない介護施設や事業所がないか見渡すことも大事と思う。