Allo介護の不思議な世界

こんにちは!介護ブログ管理人です。 この記事は介護は難しい、わかりにくい方に向け、初心者でも簡単に紐解いた解説をします。 介護保険は、3年毎に改正されます。この記事を読むと、最新の介護事情や歴史に触れることができます。 とは言え、一体どうしたらいいかが分からない…というあなたのために、一日一つブログをアップし解説したいと思います。 この記事を読み、実践する事であなたも介護の達人になりますよ! ですので、ブックマークをつけて、じっくりと読み進めながら取り組まれてみてください。

考えれば当然!同性介護について

f:id:bochifuntou:20190509124636j:plain




男性介護職員が始めて介護職員として採用された当時から現在までも、女性利用者で、男性介護職員の排泄介助や入浴介助、着替えの介助を拒む人はいる。



これは男性と女性で羞恥心のありように差があるという問題ではなくて、この国の歴史上「介護は女性の仕事」という価値観が出来上がってしまっているからであろうか?



少なくとも男性利用者が女性職員しかいなかった時代から女性に介助を受けざるを得なかったから、それに慣らされた結果としてそうなっているという単純なことではないように思う。我々の意識の深い部分にある差ではないのか?



世間一般としてみても、女性が男性の介助を拒むことはあっても、男性が女性に介助されるのは嫌だ、というケースは少ないように感じている。



ともかく、一ついえることは我々が頭の中で、異性介助より同性介助が適切であると思っても、現実の生活では、必ずしもそうではないし、男性の利用者が、男性の入浴介助を拒んで、女性に背中を流してくれと頼む例があるし、女性利用者が、トイレへの移乗介助は、男性の方が安心して頼める、という場合もあるかもしれない。



だからといって「同性介助なんて考える必要はまったくない」ということにもならない。人には羞恥心がある、ということは大切な視点だし、それに対して配慮に欠けるケアサービスなど品質としては下の下だ。



要は男性だから、とか、女性だから、とかいう性差のレベルで物事を考えるのではなく、個人の単位で、あの人は、どの場面で誰の介助を受けたいのか、ということを個別に考えていく中で、彼女は排泄や入浴の支援は同性を希望している、ということもアセスメントに含まれていくことが必要と思う。



その中で性差は別にして「あの人にして欲しい」という個人をターゲットにした要求が出てきた場合、それは単なる「わがまま」とか「デマンドとニーズと違う」ということで片付けないで、なぜその個人の支援を望んでいるのかというWHYに着目して考えるべきだろう。その結果、もしかすると「あの人」という意味が「あの人が行っているこういう方法」である場合にも気がつく、ということが大事だ。そこでより適切な支援方法が見つかるかもしれない。



そのように支援方法のあり方に関わってサービスを考える視点がケアマネジメントだろう。



少し話がそれました。同性介助についての話題に戻しますね。



認知症の方も同様だ。入浴を強く拒否する女性のアセスメントから導き出された結論は、施設入所する以前に、使っていた滞在サービスの中で、入浴中に男性の介護者が介助に入った日を境に、そのサービス中から入浴拒否が出現した、というケースがある。



考えれば当たり前のことで、普通、我々の生活の中で、異性と浴室の中で、裸でいる際に平気でいられることはまずない。介護サービスだけが「介助のためだから異性に裸の姿をさらしても仕方がない」ということになると考える方がおかしい。この方にとって、入浴中に裸でいる際に、突然、男性が浴室に入ってきたことが大いなる恐怖とショックだったと思う。



そんな恐怖を経験したくないということから彼女の入浴拒否が始まっているように思えてならない。



このあたりの介助の仕方には、もう少し配慮があっていいと思うし、特に女性の入浴時間に男性が介助に入る場合(その逆でも同じだろうが)同意を得るような確認作業が普通に行われる環境であって欲しいと思う。



ただ同性介助とはいっても、全ての場面で適切にそれが実現できるとは限らず、女性利用者で男性介助を拒む方の排泄介助に際し、たまたま男性職員しか近くにいないときの対応など課題は多い。夜間も当該フロアに男性の夜勤者しかいない場合、別フロアの女性介護者に変わって支援を行うような手間がかかる場合もある。



ただこういう場合、我々のような大きな施設で複数の夜勤者がいる場合は比較的対応が可能だが、小規模施設で変わりようのない場合は、こうした問題にどう対応するか考えさせられる。