Allo介護の不思議な世界

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大浴場での入浴について考える!

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普通の生活スタイルを考えたとき、民家改装型の小規模デイサービスに見られるように、家庭用の個浴(ユニットバス等)で入浴支援を行った方が良いのではないかという意見がある。



大浴場=集団ケア、と短絡的に結びつけて考える向きが多すぎる。大浴場にはそれなりの効能があるという視点にも立って考えないと、個浴絶対主義という偏った価値観から抜け出せない。



確かに身体に障害を持った方が、自宅で自力入浴できるような方法を通所サービスの中で支援しながら得る、というリハビリ的な考えから言えば、その方がよいのかもしれない。



しかしそうであれば何も家庭のユニットバスと作りがまったく同じでない場所で訓練入浴を行うのではなく、実際に使う家庭の浴室そのもを使用して、訪問介護等で入浴支援を行う中で自力入浴を促す方がより効果的と思う。



通所サービスというのは、非日常が味わえるという効果も大事で、そこに通うことにより、こんな楽しみあるという「通う動機になること」があることも必要な視点である。



通所介護の目的の一つに引きこもり防止による機能活用と維持という目的がある。通所でしか味わえない楽しみが、引きこもりを未然に防いで、人間関係の縮小を防ぎ、機能維持に繋がる効果が生ずる。



そもそも家庭用の浴槽が、ユニットバスを中心にした個浴である最大の理由は、家の広さと費用がかかるという意味である。



個浴のほうが落ち着いて入れるという意味ではないし、それに慣れてしまって大きな浴室では落ち着かない、という事例がないわけではないが、ごく少数である。認知症などのため大浴場では混乱して個浴が必要だという人の場合は別個の対応方法で考えればよい。



大浴場にイモ洗いのように、たくさんの利用者を詰め込んで流れ作業で入浴介助が行われるのは話にならないが、せめて週1~2回のデイサービスのときは、広い浴室でゆっくり浸かることができる、ということは良いことと思う。



何でも家庭的にとらわれて考える必要はない。臨機応変、柔軟な発想が必要である。



以前、大きなお風呂は代謝高めα波増えるという記事を読んだことがある。



メタボリック症候群を肥満に繋がる生活習慣病という立場から捉え、その予防を様々な角度から検証した内容になっているが、脳の血液が減ることによる認知症の問題も同時に生活習慣病として捉えている。



そして糖尿病や高血圧について、以前は個別に治療していたが、現在は根本的な策として内臓脂肪を減らして将来の疾患を防ぐ考え方が高まっているとし、内臓脂肪の減らし方の基本は運動と食事だが、室内でトレーニングしたりリハビリしたりするより、自然の中で歩いたり、お風呂の中で運動する方が、例えば血糖値を下げるのには効果があるとしている。



さらに入浴について、大きな浴槽と小さな浴槽ではどう違うのか脳波を測ってみると、大きな浴槽で入浴する際には、リラックスしたときに出るα波が増えてくるが、小さな浴槽では変化はないとして、基礎代謝が高まるといわれている半身浴の継続的取り組みも、小さな浴槽では効果は期待できず、大きな浴槽で行うことではじめて効果が出るとしている。



通所サービスで家庭では味わえない、大きなお風呂でゆったりくつろいで入浴するということにも意味がある。家庭の生活習慣を尊重することと、通所サービスに通ってしか体験できないこととのバランスをいかにとって、その人なりの個別のニーズに対応するかが大事と思う。



難しいことを考えなくとも、大浴場を満喫してください。