Allo介護の不思議な世界

こんにちは!介護ブログ管理人です。 この記事は介護は難しい、わかりにくい方に向け、初心者でも簡単に紐解いた解説をします。 介護保険は、3年毎に改正されます。この記事を読むと、最新の介護事情や歴史に触れることができます。 とは言え、一体どうしたらいいかが分からない…というあなたのために、一日一つブログをアップし解説したいと思います。 この記事を読み、実践する事であなたも介護の達人になりますよ! ですので、ブックマークをつけて、じっくりと読み進めながら取り組まれてみてください。

命に寄り添う場、明日から活かせる看取り介護

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死者数が増え続けるわが国では、看取り難民を生まないためにも、すべての介護施事業者が「看取り介護」を実践しなければならない。



そのため昨年の報酬改定でも、種別横断で様々なサービス事業において終末期支援への取り組みが、何らかの形で加算評価されている。



それは今後の介護報酬改定・診療報酬改定の中でも引き継がれていく。



そもそも看取り介護は特別な介護ではなく日常ケアの延長線上にあるもので、看取り介護ができないということはケアができないという意味になり、そんな介護事業者があってはならない。そういう意味では看取り介護とは、事業管理者が、「する・しない」とか「できる・できない」と判断する問題ではなく、高齢者の日常ケアのたどり着く先は、必然的にその人の終末期支援であるという意識のもとに、いつでもどこであっても提供しなければならないケアサービスである。



そうであれば当然、介護事業者に所属する職員には、事業種別に関わらず、すべからく終末期を迎えた人の身体状況の変化などの知識が求められ、それを身に着けるための教育も正しく行われる必要がある。



このブログでも何度か書いていた終末期に必ず現れる身体変化や、現れる可能性が高い変化、ごくまれであるが生じる可能性がある身体現象などがあるが、そのようなことを知らずして看取り介護に携わった場合、そうした現象が起きたときに職員が慌てふためくことになるかもしれない。それでは困るわけである。なぜなら職員が慌てふためく状態は、看取り介護対象者やその家族に不安しか与えないから。



だからこそ終末期に起こるであろう身体状況についても、きちんと把握・理解しておく必要がある。例えば死を目前にした人に起こる現象として、事前喘鳴やチェーンストークス呼吸、下顎呼吸などがあるが、それは苦しんでいる状態ではないことを説明し、原因や対処法をあらかじめ明らかにしておく必要がある。



下顎呼吸の時に、苦しがっているから酸素吸入をしてくれと訴える家族に、その場で「下顎呼吸は本人に苦痛がない状態であり、逆に酸素吸入をするこがかえって苦しめる結果となるため、その必要がない」ことを伝えても、そんな場面では十分にその理由や意味を伝えることはできない。



切羽詰まった場面でそんな説明を聞かされた家族だって、説明されたことを理解できるわけがない。そうであれば家族は不安と悲しみの中で、看取り介護対象者を見送らねばならなくなる。



そんなふうに不安な状態にしないように、事前に必要な情報提供が求められるのだから、命に寄り添う場で、最期の瞬間まで看取り介護対象者と、その家族が安心できるためには、何が必要かを考えてほしい。



残念なことではあるが、看取り介護に取り組んでいる介護施設等の職員が、看取り介護に関する基本的な知識を身につけていない現実を、全国のいろいろなところで見てきている。



看取り介護加算の算定要件だけを知って、看取り介護の際に求められる基本知識を身に着けたと勘違いしては困る。