Allo介護の不思議な世界

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形より生活そのもの、これが大切

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グループホームをはじめとした地域密着型サービスは、小規模の施設であるがゆえに、現場で熱い思いを持ってケアサービスに取り組んでいる若い実践家も比較的経営に参加しやすいサービス事業である。



しかしそれは同時に、さまざまな資質の経営者が、経営者の考え方ひとつでサービスの質に大きな差を生み出し、同じサービス事業のサービス内容にでこぼこがつくられることともつながっている。



それは大規模施設でも同じではないかという意見もあるが、しかし組織が大きくなれば、そこには様々な人材が貼りつくことになり、ひとりの経営者の思い込みが直接サービスの方法や生活の質につながる段階で、多段階にクッションが生まれ、どこかで思い込みを修正できるというフィルターの役目を持つ可能性が高くなるが、小規模の施設であればあるほど、このフィルター機能が発揮されないというデメリットがある。



このことは今まで、あまり論じられていないところであり、小規模施設のメリットだけが強調されがちであるが、非常に危険な「密室性」を生む危険性を孕んでいる。



小規模施設の経営者には、自分の思い込みが、果たして実際に、人の生活の中で「幸福感」「満足感」に繋がっているのかということを日々、振り返って考えてもらいたい。



グループホームの特長のひとつとして、個別の生活習慣や生活スタイルの継続性ということが挙げられる。



そのため、グループホーム内の装飾や雰囲気は家庭的な部分に重点を置いて考えられ、個人の居室も、それぞれの馴染みの家具などを持ち込んでいただき、施設ではない、家庭としての生活空間作りを行うことが大切である。



それは重要な視点と思う。



しかし、そのことを理由にして、ベッドを備品として準備しておらず、持ち込むことを入居の条件としているグループホームがある。



ベッドを持ち込みたいということを否定するものではないが、果たしてベッドが馴染みの物品として必要な家具なのか疑問に思うことがある。



そもそもベッド自体に、そういう思い込みを持つ方が多いのだろうか。清潔で寝やすいベッドであるなら混乱要素にはならないと思う。



入居の際にベッドを持ち込む労力も大変だろうし、入居後、外泊する際のことはどう考えているんだろうと疑問に思う。



しかも、おかしいことに持ち込まれたベッドが明らかに、新しい買ったばかりのものであることが、ままある。つまりグループホームに入居するために購入したものだ。馴染みの家具でもなんでもない。



さらにひどいケースになると、病院でよく見かけるスチール製ベッドを持ち込んでいる例だ。なかには、わざわざギャジベッドを購入して持ち込んでいる例もある。



こんな物が家庭で使われていたのか?使われていたとしても、それはやむをえない必要性に迫られてのことだろうし、わざわざグループホームにまで持ち込んで、それが「あなたの生活スタイル」の継続です、とさせる必要はあるのか?



むしろ、家庭の介護力の問題で、ギャジベッドを使わざるを得ない生活を送っていた方々に、ギャジベッドではない、寝具としてのベッドを使っていたころの生活を取り戻していただくようなケアサービスを目指すことが、本来のグループホームの目的ではないのか。



あのスチール製ベッドは生活空間に馴染まないと思う。



馴染みの物品の使用を施設側の都合の良い論理に使ってはならないと思う。