Allo介護の不思議な世界

こんにちは!介護ブログ管理人です。 この記事は介護は難しい、わかりにくい方に向け、初心者でも簡単に紐解いた解説をします。 介護保険は、3年毎に改正されます。この記事を読むと、最新の介護事情や歴史に触れることができます。 とは言え、一体どうしたらいいかが分からない…というあなたのために、一日一つブログをアップし解説したいと思います。 この記事を読み、実践する事であなたも介護の達人になりますよ! ですので、ブックマークをつけて、じっくりと読み進めながら取り組まれてみてください。

自立支援の方向性

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自立するという名のものに、しばしば利用者はサービス事業者の決定を含めてケアマネから丸投げされて自己決定をしなければならない。



それは簡単なことではない。



情報や知識は圧倒的に専門家より少ないのだから「頼りたい」利用者はたくさんいる。自立とはそう簡単なことではない。



それからもう一つ重要な点は、自立とは何かということである。



ある障害者の方の言葉の中に「私は一人では着替えもできないし、排泄も食事もできない、すべて人の手を借りないと生活できないが、それでも自立している。なぜなら、10分間人の手を借りれば着替えができ、20分人の手を借りれば食事ができる。人の手を借りなくて良い時間は自分でパソコンを使って執筆活動ができる。だから自立している」



これは重要なことだと思う。



自立とは生活作りなのだ。機能維持や機能改善だけではない。



機能改善や筋力アップを重視する「自立」の考え方では生活の質は良くならない。むしろ体力測定で成果がない対象者を「問題あり」としてしまう恐れさえある。



これは間違っている。どういう生活ができるか、そのためには何が必要かということが自立の視点ではないか。



国が示しているグランドデザインは、予防給付の考え方に顕著に現れているように、医療の方法論としてのリハビリテーションが全面に出されたものだ。



これでは暮らしは良くならない。



筋トレの効果など一時的なもので、いずれ加齢に伴う体力低下や身体機能の衰えという諸問題と人は向き合わねばならない。



そのとき、今の自立支援の考え方では、高齢者や障害者のモチベーションには繋がらないし、むしろ効果が期待できないというカテゴリーを分別することは「内なる差別」を社会全体に生み出す負の遺産を作ってしまうことになると思う。