Allo介護の不思議な世界

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要介護認定結果が、かけ離れている理由

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認定審査員が、この1次判定ソフトの仕組みを知らない、無理解であることから正しい判定に結びついていない例と思う。



一次判定は基本調査とCPS(主治医意見書の理解および記憶の4項目、すなわち短期記憶・日常の意思決定を行うための認知能力・自分の意思の伝達能力・食事)から求められる。



主治医の意見書の一次判定入力項目はこの4項目である。



しかし、実際には、このCPSの内容を入力しなくても、『運動能力の低下していない認知症高齢者の指標のチェック』がついてくる。これは厚生労働省が主治医意見書の記載漏れの場合にもしっかり対応していたためだ。すなわち、医師意見書の短期記憶は調査票の問題行動の短期記憶、日常の意思決定を行うための認知能力は、5-6の日常の意思決定、自分の意思の伝達能力は6-3の意思の伝達、食事は4-3の食事摂取、この4項目をCPSに替えて新一次判定に反映させている。



(CPSの記載がされている場合はこちらが優先される)



具体的には、このチェックがつく条件として



1.認知症高齢者自立度がⅢ、Ⅳ、Mかつ障害老人自立度が自立、J、Aであり、1次判定が自立~2であること。(3以上はこのチェックは絶対つかない)



2.79項目のうち、立ち上がり、洗身、食事摂取、上衣の着脱、日常の意思決定を行うための認知能力・自分の意思の伝達能力・短期記憶のチェック、主治医意見書のCPSの記載内容(上に記したように記載もれの場合は入力しない)によりスコア化させ、該当するスコア以上になるとまずチェックを一つ上げる。
(ここであげた項目にチェックが入らない場合は、チェックが入らない)



3.上記の2点を満たし、さらに問題行動のうち『暴言暴行』『大声を出す』『介護に抵抗』『常時の徘徊』『外出して戻れない』『一人で外に出たがる』『火の始末』『不潔行為』『異食行動』の9つの中で何項目に該当するかで、要介護度が2段階上がる。



すなわち自立の場合は1項目以上、要支援の場合は2項目以上、要介護1の場合は4項目以上、要介護2の場合は6項目以上が該当すれば2ランク上がる。しかしあくまでそれは、1と2の条件をクリアした上でのチェック、ということになる。



つまり一つ目のチェックがつかないケースは二つ目のチェック項目の判定は1次判定ソフトでは行われない。



すると、かなり問題行動がシビアで、介護の手間として厳しい状況があって7郡に数多くのチェックが入って、特記にも詳細が書かれていても、1.2.3.4.6群にチェックが少ない場合、5群にチェック項目がかなりあっても、最初のチェックがつかないので「運動能力の低下していない認知症高齢者」 の認定とならず、要介護1で問題行動が数多くある、という1次判定があり得るのだ。



判定ルールを守るのは良いが、認定審査委員であれば、このような判定ソフトの仕組みは勉強して、『運動能力の低下していない認知症高齢者の指標のチェック』は正しくつかない例があることも認識し認定審査に関わってもらいたい。