寝たきり介護について書きますので、気分を害する方はこの先絶対に読まないことを勧めます。
介護施設は、夜勤の場合利用者20人を1~2人の介護職で介護をしますので、本当に大変です。
介護職が10人いれば、9人の介護職が徘徊される利用者が寝たきりになって欲しいと心の底では願っています。
勘違いして欲しくないのですが、介護職は「寝たきり利用者で楽がしたい」からではありません。
介護施設では、利用者に何かあってはいけないのです。
介護現場で事故が発生した場合、事業者や施設はその詳細を市町村に届け出ることが義務づけられています。
その報告内容の約8割は、ベッドや車椅子などからの転落事故、そして歩行中や立ち上がりに際しての転倒事故となっています。
寝たきり利用者は、まず上記のような介護事故がまずないんです。
ですから、精神的にすごく楽なのです、これは在宅介護でも同じです。
例えば、元ミュージシャンの小室哲哉さんはおそらく妻であるKEIKOさんの在宅介護をされてると思うのですが、KEIKOさんは高次脳機能障害を患っておられ、一時も目が離せない介護です。
小室さんは引退会見で、看護師女性との不倫関係を否定し、妻の介護をする中での自身の精神の疲労を述べ、C型肝炎や左耳の突発性難聴といった病を患って左耳がほとんど聞こえなくなり、身体的な能力が低下したことを述べられていました。
そして、看護師女性との不倫関係を否定する中で、自分のストレスから症状がでる男性性機能障害をカミングアウトされました。
介護で何が大変かと言えば、徘徊とかがあって目が離せない状態でずっと見守りをすることなんです。
ですから、小室哲哉さんは満身創痍で相当心がやられていると、わたしは会見を見ていて思いました。
在宅介護で「寝たきり介護は楽」というのは、とりあえず要介護者は転倒とか突発的な事故はありませんから、そのことについては精神的に楽なのです。
もちろん、寝たきりであっても、吸引、胃ろう等、医療処置が必要な場合の介護はまた違った意味で大変です。
最後に、寝たきり要介護者の体位変換は、体動のない要介護者だけすればいいのです。
体動があれば、体位変換は必要ありません。
体動がなくても、食事をきちんと食べられている方は体位変換しなくて大丈夫な方が多いです。
今は、体位変換も自動体位変換ベッドでする時代です、レンタルを是非検討してみてはいかがでしょうか?