Allo介護の不思議な世界

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老健からみると、特養に対して偏見が存在する

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特養に入所している人は可哀そうだね



理由は、老健に入っている人は、きちんとセラピストがリハビリを行って、目的持って意欲的に生活できるけど、特養の場合、利用者は何の目的もなく、することもなくて意欲を失って過ごしているという。



全国にたくさんある特養の中には、そんな特養が全くないとは言いきれないが、多くの特養がそうだと思っているとしたら、そては間違った認識であるし、偏見である。



その偏見の元になっているものとは、「特養には医療の専門職の介入度合いが少ない」ということではないのか。医療知識のない施設長が管理している場所で、高齢者の暮らしが支えられるのかという上から目線をひしひしと感じてしまう。



しかし在宅復帰が目的で、そのための機能が一番重視される老健と、看取り介護を最終ステージする暮らしの場である終生施設としての役割が樹脂される特養とを同じ土俵で論じても始まらないと思う。



高齢者に様々なニーズがあるように、介護施設にも様々なニーズに対応した、いろいろな目的の施設があってしかるべきで、老健の機能を求める人は老健を利用すればよいし、特養の機能を求める人は特養を求めればよいだけの話で、老健の存在価値が特養の存在価値より高いなんて言うことにはならない。



そもそも、「リハビリを行って、目的持って意欲的に生活できる」と言うけれど、それは暮らしの一場面を切り取って評価しているに過ぎない。老健で暮らしている人は、確かに週2回以上のリハビリを行い、個別リハビリも行っている人が多いが、リハビリテーションを行っていない時間帯に、ほとんど部屋に閉じこもってベッドの上で過ごしている人も多い。セラピストが関わるわずかな時間だけを取り上げて評価してもしょうがない。



暮らしの質とは総合的な問題で、例えば多くの特養では、セラピストの配置がなくとも生活リハビリと称して様々な活動を行っている。部屋への引きこもり対策として、豊富な趣味や娯楽メニューが存在している点は、老健と比べ物にならない。



要するに、比べるべきは事業種類ではなく、個別のサービスの質だ。医者が経営し、医者の価値観でしか評価されない場所に、本当に生活の質は存在するのかという観点も大事になる。



一般論として老健の利用者が特養の利用者より幸福だとする価値観は、端から見れば世間知らずの知性のかけらも感じ取れない価値観であると思う。