Allo介護の不思議な世界

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停滞期にスーパービジョンが必要な理由!

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人が知恵を得るために必ず通らねばならない試練がある。



大人が成長するための通過儀礼のような辛い時期が誰にでも必ずある。



社会人としてスタートを切った新人が、意欲と希望に燃えて仕事を覚えていく途中で、自分の能力や仕事の意義に疑問を感じて停滞期に入ることがある。



それは遅かれ早かれ誰にでも起こる現象で、この時期を乗り切ってこそ、プロとしてふさわしい仕事ができるようになる。



そもそも人間の成長曲線が、必ず右上がりの上昇カーブを描くなんてことはあり得ないし、それを期待しても無理だ。上に昇っていく過程では、必ず階段の踊り場があって、そこで立ち止まって休むことがあって当然である。



しかし難しいのは、休んだ後に必ず階段を昇ることができるという保障はないということだ。昇る気力を失ってしまう人がいる。上に続く階段を見つけられない人がいる。そのためせっかく昇った階段を降りてしまう人がいる。それはしばしばバーンアウト(燃え尽き症候群)と呼ばれたりする。



こうしたバーンアウトを防ぐためには、そっと手を差し伸べて、階段を昇る動機づけを与えたり、階段がある場所を見つけるヒントを与えてくれる人が必要になる。いわゆるスーパーバイジーと呼ばれる人の存在が必要になる。



特に対人援助の場でソーシャルワーク(以下SWと略)に携わる新人の場合、停滞期が深刻になることが多い。



ケアマネジャーの仕事もSWであるから、同じ悩みを持つことになる。



SWの仕事の相手は物ではなく人である。「人」という相手は、こちらが予想できない反応や行動を示すものなのだ。よって先輩から教えられたとおりに事が運ぶわけではなく、様々な感情と触れ合う中で、自分の頭で考え、自分で行動しなければならない。しかも援助の仕事には明確な手順があるわけではなく、思ったような結果に結び付かないことも多い。そのため自分の能力に疑いも持ちやすい仕事がSWといえる。



しかも対人援助の専門家になろうと真面目に仕事をしている人ほど、知識や技術の確立に熱心になり過ぎて、全体的な視点を失ったり、してはならないことをしてしまったり、結果が出ないことに過度の自己責任を感じて、立ち止まってしまう人が多い。



この時、停滞期を改善することができるのが、「スーパービジョン」である。特にソーシャルワーカーは、介護職員のように先輩・同僚・後輩が数多くいて、同じ職種の中で悩みを共有したり、話し合ったりする機会に恵まれないことが多く、職場内でスーパービジョンを受けるシステムを意識的に作っておかないと、誰にも相談できず、誰にも自分の仕事ぶりを評価してもらえないというジレンマの中で、仕事に煮詰まってバーンアウトしてしまうことが多い。



しかしそうはいってもスーパービジョンができるスーパーバイザーが存在しなかったり、スーパービジョンそのものが理解されておらず、業務として機能していない職場の方が多い。



そもそもスーパービジョンは、アドバイスを受けようとする動機づけを持つスーパーバイジーがいてこそ成立する援助過程である。職場内にスーパービジョンとは何ぞやという理解がないところで、その過程が業務に取り入れられるわけがないのであるから、そこで悩みを持ったり、成長動機を促してもらいたいソーシャルワーカーがいたとしても、スーパービジョンがそれを助けてくれることを知らないことで、その機会を失ってしまう人が実に多い。



このようにスーパービジョンは、その知識がないことによって存在しなくなってしまうという一面を持つのである。だからこそスーパービジョンの理解を促す学びの場が大切になると思う。