Allo介護の不思議な世界

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対人援助とソーシャルワークの考え方

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ソーシャルワークとは、援助に携わる者が、援助を必要とする利用者との間で、「援助関係」を築くところがスタートになる。より良い援助関係を築くことが、より良い結果に結び付く。



しかし、その時の考え方が問題である。



関係を良好に築き、その関係を維持しながら、援助技術を使って支援を展開する過程では、「利用者にどのように働きかけるのか」ということが、援助技術としては最も重要だと考える人がいる。



そういう人たちは、どのような助言を行って利用者に働きかけるのか、どの様に共感の態度を示して利用者に働きかけるのかということを重視しようとする。確かにそういう働きかけは、より良い援助関係を築いて保持するためには必要な態度と言えるだろう。



しかしソーシャルワークで、最も重視されなければならないことは、「利用者への働きかけ」ではなく、「ソーシャルワーカー自分自身に働きかけること」であるということに気がついてほしい。



ソーシャルワークの中核となる実践技術は、「自身への働きかけ」である。



「相手への働きかけ」を中核と考えてしまえば、うまく働きかけることにこだわりすぎて、働きかけても何も変わらない、良い結果にならないことに、ワーカー自身がプレッシャーを感じ、ソーシャルワークの本質である、利用者自身が答えを見つけるということを忘れて、ワーカーの価値観を押し付けてしまう結果になりかねない。



そもそも人間は複雑な存在で、働きかけて結果が必ず出るとは限らない。



そうであるからこそ、ソーシャルワーカーは自身に働きかけて、利用者に対する偏見や苦手意識を自己覚知することが大事である。それができてこそ無理やごまかしのない、「自然な援助の態度」に至る。



援助対象者の中には、「気難しくて苦手な人」も存在するだろう。そういう人に関わることに抵抗を感ずることは決して恥ずかしいことではなく、ごく普通の人間の感情としての自己防衛である。



ソーシャルワークの基本原則が、「丁寧な傾聴」と「受容」であることはわかりきったことではあるが、感情のある人間が常に、何の障壁もなく相手を受け入れられるとは限らない。ワーカーが利用者にマイナス感情を抱くことは有り得ること。



それを克服するための、「自身への働きかけ」は必要不可欠であるが、そうした過程において、自信への働きかけと自己覚知を、すべて自分だけで行う必要はなく、適切な援助やアドバイスを求めることも大事である。



そのためにワーカーが、自分より経験と力量があり、適切なアドバイスができる他のワーカーに援助してもらう過程が、「スーパービジョン」である。