Allo介護の不思議な世界

こんにちは!介護ブログ管理人です。 この記事は介護は難しい、わかりにくい方に向け、初心者でも簡単に紐解いた解説をします。 介護保険は、3年毎に改正されます。この記事を読むと、最新の介護事情や歴史に触れることができます。 とは言え、一体どうしたらいいかが分からない…というあなたのために、一日一つブログをアップし解説したいと思います。 この記事を読み、実践する事であなたも介護の達人になりますよ! ですので、ブックマークをつけて、じっくりと読み進めながら取り組まれてみてください。

戦争を知らない70歳の子供たち~課題分析法~

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課題分析とは、「利用者の有する日常生活上の能力や利用者が既に提供を受けている指定居宅サービスや、介護者の状況等の利用者を取り巻く環境等の評価を通じて、利用者 が生活の質を維持・向上させていく上で生じている問題点を明らかにし、利用者が自立した日常生活を営むことができるように支援する上で解決すべき課題を把握すること」



この課題の把握(アセスメント)の段階で、介護支援専門員は利用者の病歴を含めた生活歴をも把握することになろうし、現在の生活環境などの生活全般の情報等も知ることになる。



しかし、そのことだけで現在の生活課題を把握して分析することは難しい。どんなに優れたアセスメントツールを使おうとも、見えてこないものがある。



それはそれぞれの人々が生きてきた時代背景を知るということだ。



そのことを知るには、この国の歴史を知ると同時に、その人がどのような社会情勢の中を生き抜いてきたかを知ることである。そんなことが個人別の年表を書くことで見えてくる。



例えば、現在デイサービスなどの通所サービスを利用する人は、70代にそろそろ達しようかという年齢の人が多くなっている。そのなかで今年で満70歳を迎える人は、もう戦後生まれの人であり、僕たちと同様に、「戦争を知らない子供たち」である。



しかしそれらの世代と、僕ら50代後半の年齢を迎える世代との違いとは、まだ戦後のにおいが残っている時代に生まれたか、そうでないかの違いにしか過ぎないかもしれない。



今年満70歳に達する人たちの生きてきた時代を、年表を見ながら紐解いてみよう。



それらの人たちが生まれる3年前が敗戦の年であり、新日本国憲法が発布されて4年後にそれらの人は生まれている。しかしその人たちが生まれた年(0歳児)に、日本はまだ米国の占領統治下にあり、GHQの占領はそれらの人が2歳になるまで続いている。



その人たちが5歳となる昭和30年に、電気洗濯機・自動式電気釜発売されている。逆に言えば、それまでは各家庭でお母さんたちが、朝ご飯の支度のために、早朝から起きて、かまどに火を入れるために大変な重労働を強いられてきたのかもしれない。その時4歳か5歳だった○○さんは、その母親の姿を記憶しているかもしれない。それらの人々が抱く母親のイメージは、そういう姿で、自分の子や嫁に、そうした姿を求めてしまってトラブルが生ずることもあったのかもしれない。



しかしそれらの人が16歳となる昭和40年、あのビートルズが初来日しており、日本は空前のエレキギターブームを迎え、それはやがてグループサウンズの大流行につながっている。今年70歳を迎える昭子さん(もちろん仮名である)が、18歳~20歳となる昭和44~46年の、グループサウンズブームはピークを迎え、全国各地のコンサート会場で、20歳前後の若い女の子が「失神」しているニュースが、連日のテレビ報道を賑わせていた。グループサウンズブームは、当時の若い女の子にとっては、失神ブームとイコールである。



しかも今年70歳になる人たちが働きざかりの41歳の時に、バブル経済が崩壊しているのだ(平成3年)。つまりそれらの人々はバブル真っ盛りの中で、企業戦士であったり、その妻であったりして、バブルの酸いも甘いも知り尽くしている人かもしれない。中には地上げに直接かかわっていた人もいるだろう。



さらに46歳の時に、携帯電話普及率は2桁に到達しているのだ。携帯電話を使いこなせないわけがないし、タブレットやスマートホンも普通に使える人たちであり、デイサービスで、それらの機器を使った文化活動が受けるのは、ある意味当然であり、そうした面からサービスメニューも考えていかないと選ばれる事業者にはなり得ないと思う。